平成26年 北海道小学校長会 第2回理事研修会
平成26年6月30日 (金) ホテルライフォート
   


1 開会の言葉  佐藤副会長
 本日の理事研修会は,5月に行われた全連小の総会・理事研修会の報告,当面する諸課題について協議いただく重要な会である。あわせて道小教育研究日高大会についての提案もある。よろしくお願いをする。
 

2 会 長 挨 拶クリックすると 全文表示 
 
全連小関係から2点,お話をする。
1点目は,6月13日の全連小第3回常任理事会の話題からである。
2点目は平成27年度全連小予算要望についてである。
続いて,道小の活動より4点報告する。
1点目は,全道に呼びかけた「体罰根絶に係る緊急アピール」についてである。
2点目は,8月8日の文教施策懇談・各課懇談会についてである。
3点目は,学力向上に関わる道小のアンケート調査についてである。
4点目は,道小教育研究日高大会についてである。

3 議 長 選 出 反保副会長

 ニュースを見ると関東地方の雹(ひょう)や北海道の住宅地への熊出没など校長として決断をしなければならないことがある。危機管理について改めて考えさせられる。
  さて,今日の理事研修会は,報告事項,協議事項,連絡事項とたくさんある。
よろしくご協力を願いたい。


4 報   告
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(1)全連小第217回理事会、第66回総会報告  岡村副会長
➀堀竹会長の挨拶
・調査研究活動の重要性
 ・次期学習指導要領の改訂について
 ・全連小研究協議大会の大会主題
 ・標準法改正による35人以下学級の実現
②秋田県校長会から学力向上への実践情報提供
③東日本大震災被災地県校長会からの報告



(2)教育情勢  河原井事務局長 (全文表示)
3点についてお話しする
1点目は査定昇給についてである。
2点目は教育関係団体の業務に関わる服務上の取り扱いについてである。
3点目は,学制改革の教育再生実行会議の素案が3つ示されていることである。


             
(3)会務、各部報告

〇会務報告 池田庶務理事
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〇経営部 佐藤部長

 地区別教育経営研究大会については,各地区からの質問,要望事項を集約し,道小,道中の幹事で分担し,回答作成の作業に入っている。質問,要望事項については,既に回答が行われているもの,様々な機会に情報提供しているもので,その後大きな進展は見られないもの,7月に配付される「学校経営の資料」に掲載されているものが含まれている。時間の制約があり,回答項目は精選した上で,できるだけていねいな回答ができるように準備を進めている。開催に当たり,副会長,理事の皆様にお手数をおかけするがよろしくお願いをする。

 「学校経営の資料」編集,配付についてである。既に編集作業に入っており初稿を終えたところである。一昨年,大幅に改定した。今年度は,更に新しい内容を付け加え,最新の資料となる予定である。7月の下旬には会員の皆様にお届けしたい。

 原稿の依頼の件だが,「学校運営上の諸問題に関する調査の報告書」は,1024日まで,「地区研のまとめ」については1121日とそれぞれ締め切りがある。理事の皆様には,地区の経営部長と十分に連絡をとり,内容について確認を願いたい。

〇研修部 吉崎部長
 

 研究大会の集録「小学校教育 別冊51号」の「分科会参加者の声」「大会印象記」の原稿執筆者については,現在各地区より報告をいただいているところである。教育改革などに関する調査報告書作成については,近日中には全連小よりアンケート依頼が来る予定である。夏季休業前に,各地区の研修部長さんを通して回答依頼をする予定である。その後,回収次第,報告書作成準備に取り掛かる。
昨年度より,北海道小学校長会のHPに掲載している「地区研究活動」については,原稿の提出期限は12月1日とまだ先ではあるが,この点を念頭におき,研究を推進していただければと思う。なお,10月下旬に詳しい説明を付けた依頼をさせていただく。

 平成27年10月22・23日,山口県山口市を会場に開催される全連小山口大会の大綱が届いている。北海道は2つの分科会で発表が当たっている。

  一つは,研究領域「Ⅱ 教育課程」の第6分科会「健やかな体」,視点①「たくましく生きるための体づくりを図った教育活動の推進」,釧路地区が発表担当する。
  もう一つは,研究領域「Ⅴ 教育課題」の第13分科会「連携・接続」,視点①「家庭・地域と連携し,充実した教育活動を展開できる学校づくり」である。胆振地区が発表担当する。


〇対策部 櫻井副部長
 「会員必携」については,作成が完了し,既に全道の会員皆様のお手元に届いている。名簿の報告や必携の配付など,ご協力に感謝する。

「全道会長研修会」については,6月20日(金),当ホテルにて開催した。全道各地区の状況をお互いに理解し合う大変有意義な話し合いが行われた。この話し合いの内容は,道教委の文教施策へつなげるとともに,道小情報臨時号に掲載する。

 「退職校長動向調査」については,今春退職された校長先生を対象に行っている最中である。後程,担当から中間報告について説明をしたい。7月中旬には全て回収される予定である。「広域人事調査」については,異動該当者と該当校長先生にアンケートを行い,その調査結果と考察を全道会長研修会に提示し,話し合いを行った。後ほど,報告する。

〇情報部 八田部長
 第1回理事研修会の報告である「道小情報」第1号を6月3日付けで発行した。第2号は,本日行われる第2回理事研修会の報告となる。また,6月20日に行われた全道会長研修会の内容についても,道小情報「特別号」として,8月までに発行する予定である。

 会報「教育北海道」314号(7月発行)は,全ての原稿が集まり,現在,編集並びに校正中である。HPには,すでに,総会・研修会や理事研修会の報告,全道大会の要項や参加申込,各地区校長会だよりなど,アップしている。

 全連小の「小学校時報」は,7月号まで執筆が完了した。9月号から1月号までの,執筆担当者も全ての決定している。

(4)第57回北海道小学校長会日高大会の準備状況について
〇本間研修副部長
 研究発表,趣旨説明の校長先生には,原稿の執筆にご尽力をいただき感謝している。午後の第2回分科会運営者研修会において,原稿の内容の検討,分科会の討議の柱,運営などについて詳しく打合せすることになっている。その内容は,7月下旬に道小HPに掲載することになる。参画型の分科会の充実に向けて参会される校長先生にお願いごとが掲載されるので,各地区の理事には,参会者は必ず事前にHPに目を通すように連絡をお願いしたい。

〇坂本研究指名理事

 申し込みの集約は,EメールとHPを活用し,全て地区から申し込みを終了している。参加者総数は,参加期待数を上回る534名となっている。宿泊については,各地区で同一宿泊場所になるように配慮した。部屋数の確保が十分でないため相部屋となることがあるかと思うがご承知願いたい。新ひだか町,新冠町の地区だけでなく,浦河町に宿泊する場合もある。シャトルバスで全体会場や分科会会場から宿泊場所へご案内するのでご了承を願いたい。シャトルバス運行予定は,追ってお知らせしたい。参加者の皆様には,予約確認書兼請求書が送られてくるので,大会参加費及び宿泊料金の振り込みをお願いしたい。限られた施設での大会となり,何かとご不便をおかけすることと思うがよろしくお願いする。

(5)「広域人事に関する調査」について 駒形対策部幹事
 忙しい中,調査にご協力をいただき感謝申しあげる。調査の目的は,広域人事が実施されて3年目になり,初年度の該当者が元の地区に戻ったことを受けて,3年間の活躍ぶりやご苦労,制度の改善点を考えるという視点で行った。3年目で戻った本人 ,異動元の校長先生 ,異動先の校長先生に伺っている。また,異動1年目の先生と異動先の校長先生にも調査をお願いした。多くの方が他管内の教育実践に触れ,貴重な経験をすることができた。また,個人の力量が高められたと回答している。地域との深い関わりの中で使命感をもって様々なことに取り組むことができた充実感を語っている。教職員の適正な配置をすることによって,地域における学力差の解消や生徒指導の充実など教育課程の改善を図ることができるようになると考えられる。
この制度の周知については地域によって若干差があるようである。地区校長会への説明や意見交換会など行われているが,必ずしも十分とはいえないようだ。今後は制度の趣旨や意義を丁寧に説明しお互いの理解を深めることが大切である。そうすることによって,意欲をもってこの制度に参加する教職員が増えていくだろう。制度の改善として,各地区教育局,市町村教育委員会レベルのサポート体制の充実が挙げられる。金銭面を含めた優遇措置はもとより,きめ細かな精神面でのサポートも重要な課題である。また,3年間という期間の弾力的な運用や受け入れ側の指導体制の充実,人材要望の出し方やタイムスケジュールの見直しにも検討の余地はある。

(6)「退職校長の動向」について 田井対策部幹事
 中間報告である。求職中のポイントが昨年度より激減しており,かなりの方が,再就職や再任用されたことが分かる。校長としての再任用については,今年からの新たな設問である。7割近くの方が希望しないと答えている。理由としては,「後進に道を譲る」などが挙げられている。就職先の勤務時間では,30時間以上のポイントが下がり,36時間以上のポイントが増えている。若干,勤務時間が増えている傾向が伺える。更に,それに合わせて収入も若干増えている。満足の割合に関しては,昨年度よりも「ふつう」「やや不満」の割合が増えている。職場環境の悪化が心配される結果となっている。
(7)「組織の在り方検討委員会」について 河原井事務局長
 組織の継続については第1回の理事研修会で承認を得ている。今後の課題として,これ以上の組織及び活動のスリム化ができるかどうかについてと今後の財政の確立と健全化の2点について検討する。各ブロックから1名,札幌から1名,事務局より事務局長,事務局次長,庶務理事,会計理事の10名で構成する。具体的な活動日程については第3回の理事研修会で報告をする。
 【道教委講話】
北海道教育庁学校教育局 健康・体育課 
前川主幹
   
クリックすると 講話の内容が詳しく分かります。準備中 


5 協 議 詳しくは、『道小 情報 第2号』をご覧ください

(1)道教委への要望活動について 池田庶務理事
 〇要望書、道教委回答について

516日に要望書と提言書を道教委に提出した。先週,道教委から,北海道文教施策・予算策定に関する要望に対する回答が送られてきた。その中で一か所,特別支援教育課からの回答は未定稿である。


 〇文教施策懇談、各懇談のもち方について
 今年度は改修工事のため第二水産ビルに会場が変更となった。また,各課懇談会(分科会)は,8月8日15時30分から16時30分を予定。事前打合せ会は,10時30分から13時を予定。会場はポールスター札幌。

(2)第57回道小教育研究 日高大会
  
第13分科会のリーダーシップの視点について 本間研修副部長
  第13分科会キャリア教育のリーダーシップの視点1解説部分は,平成23年1月の中教審の答申において新たに整理された4つの能力の文言を用いた解説に変更する。
  
(3)学力向上に関するアンケートについて 松井事務局次長
2014アンケートについて,一部項目の追加を行った。さらに要望がある場合には,7月11日までにご意見を伺いたい。
 
(4)広域人事に関わる要望について 河原井事務局長

 広域人事に関わる要望については,説明会の確実な実施,一般人事に先駆けた実施,受け入れ校と異動者のニーズに合わせた実施,有用感の高揚,この他,戻り人事などを要望としてまとめている。 7月7日までにご意見があれば寄せてほしい。7月の末には道教委に要望書を上げていきたい。

6 議長退任

反保副会長

7 連 絡

(1)全連小刊行物の購入について……………………池田庶務理事

(2)第66回全連小研究協議会埼玉大会について……本間研修副部長

(3)地区研修補助金について…………………………尾鷲会計理事

(4)その他………………………………………………池田庶務理事

    次回の会議について
    午後の日程について
    各地区への文書発送について

8 閉会の言葉

 曽我部副会長

 今日,話し合われたことは,北海道教育,道小の活動において極めて重要な内容である。
 参会者の協力に感謝する。