平成29年度 北海道小学校長会 第3回理事研修会
平成29年9月7日(木) 稚内総合文化センター 
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内容~概要~

 【報告事項】
(1)教育情勢
(2)会務報告・各部の活動報告
(3)文教施策懇談会・各課懇談会 報告
(4)第60回小学校長会教育研究小樽大会について
(5)その他

 【協議事項】
(1)各教育局・地教委への要望活動について
(2)60周年記念事業について

(3)60周年記念事業に係る経費について
(4)平成30年度全連小北海道大会の
  進捗状況について

(5)企画研修委員会より
 【連絡事項】
(1)第4回正副会長研修会・
  理事研修会について
(2)これからの日程について
(3)その他

 
 荻原 崇弘副会長


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 角野会長
私からは、次の4点お話をする。
1点目は、平成29年度の全国学力・学習状況調査の結果についてである。
2点目は、「平成 30 年以降の全国学力・学習状況調査について」である。
3点目は、札幌市の「夏季休校日試行実施」の取組についてである。
4点目は、文科省から出された資料についてである。



 渡辺 一弘 副会長
 
 


(1)教育情勢 全文表示
本間事務局長
国内の情勢から3点と道内の情勢を簡単にお話しする。
最初に全国学力・学習状況調査の結果公表についてである。
2つ目は,教員の働き方改革・長時間労働改善についてである。
3つ目は,「児童虐待」についてである

(2)会務報告・各部の活動報告  
まず,7月14日に,第7回小中合同研修会と小中合同事務局研修会・学習会を行った。
小中合同学習会では,8月上旬から始まる地区研に向けて,各地区から出された質問や要望事項に対する回答内容について検討し,道小・道中事務局員の貴重な研修の場となった。
地区研は,8月1日の上川地区と小樽市地区から始まり,8月2日の後志地区と宗谷地区,2日の旭川市地区の中学校,7日の日高地区,23日の根室地区,25日の釧路・釧路市地区,9月4日の旭川市地区の小学校,5日の渡島・函館地区,6日札幌市地区の中学校の11地区が終了したところである。
8月4日には,文教施策懇談会・各課懇談会を無事に終えており,このあと,全体会,各分科会の様子について報告をしていただく。
そして,本日,9月7日は,第3回理事研修会と分科会運営者研修会を開催し,いよいよ明日・明後日は,「第60回道小宗谷・稚内大会の開催」となる。
会務報告表示
会務報告 会務報告表示 7月~9月  川島事務局次長 


各部の活動報告   
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経営部  
後藤 経営副部長
研修部 
 福家尚 研修部長
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対策部  
中村 等 対策部長
情報部 
山田幸俊 情報部長

 
 (3)文教施策懇談会・各課懇談会 報告 詳細は道小情報・道中だより 号外 参照 10月発行予定

  平成29年8月4日、道庁別館で、柴田教育長をはじめ幹部職員19名と文教施策懇談会が開かれた。
 その後、本庁において3つの分科会に分かれて各課懇談会が行われた。




全体会 
    中村等 対策部長
 協議1では,「学力・体力向上と教育環境の条件整備」について質問がなされた。
道教委からは,臨時的任用職員や期限付き教員の確保に向けた実情に加え,任用制度の見直し,期限付き教員の採用に向けては他都府県の施策を参考にして検討するなどの回答が得られました。

協議2では,「生徒指導上の問題と解決のための方策」についてであった。
 道教委からはスクールカウンセラーやソーシャルスキルワーカーの配置や活用状況,道研オンデマンドを活用した教職員の教育相談力向上の取組,子どもの声を反映した道のいじめ防止基本方針の見直しなどの回答が得られた。

協議3では,「教頭を取り巻く現状と課題解決のための方策」についてであった。
 道教委からは,管理職の大量退職期に向けたミドルリーダー研修への参加促進,女性登用の拡大に向けた子育て・介護支援への配慮の必要性などの回答が得られた。

道教委の回答は,これまでの施策の域を超えていないものであったが,学校現場の実態や課題,そしてその改善に向けて我々が日々求めていることを,各地区の実情を交えて直接届けられた点が非常に有効だった。

第1分科会 
   野寺克美 副会長
 第1分科会テーマ①は「教育課程の編成・実施・評価・改善」である。
道教委の回答は、免許外教科担任の件については、認定講習の実施や複数免許所有者の採用等の人事異動による適正配置等に努めていること、小学校の加配措置の充実に向けては、国にも要求していることが述べられた。
また、学力向上に向けての取組に感謝していること、運動能力調査についても、期日までの実施・報告に感謝していること、体力合計点は、男女いずれも全国平均より下回ってはいるが、それぞれにおいて上昇傾向を見せていることが述べられた。
テーマ②は「教職員の資質・能力の向上のための研究体制」である。道教委の回答は,以下のとおりである。
○テーマ別ミニ研修や長期休業中の研修、授業公開を伴う研究・研修に取り組んでいただいている。
○研修時間の維持、研修内容・質の向上のため今後とも支援していきたい。道研の研修講座も活用願いたい。
○英語指導者研修の受講者が、各地区、各学校で研修内容を広めていくようお願いしたい。
○評価シートについては、より効果的なやり方を検討していきたい。
○広域人事にかかわる異動時のミスマッチの防止に努めていきたい。
○教員の人材育成については指標を作成する。これをもとに研修計画を作成したい。


 
    

第2分科会 
  荻原崇弘 副会長
 第2分科会テーマ①は「子どもと向き合う時間を確保するための具体策」について意見交換が行われた。
道教委の回答は、調査事務については、調査内容・実施時期・緊急性を勘案して事前に精査する等、学校の一層の負担軽減を図っていく、教職員定数」や「少人数学級」などについては、全国都道府県教育委員会連絡協議会と連携して引き続き国へ要望していくということが述べられた。
テーマ②は「学校における危機管理の在り方」であった。
○「自然災害発生時の学校の危機管理をどのように見直し、推進していくのか」について道教委の考え方
○「学校単体でなく、各自治体を巻き込んだ、より現実的で実効性のある防災対策の推進」について
○「学校における情報モラル教育の充実」について
○「食物アレルギー対応の進め方」について
意見交換が行われた。
担当主幹から丁寧な回答をいただいた。
分科会を通して、お互いの考え方や現状認識を確認し合うことで、道教委とより一層の共通理解を図ることができたのではないかと思う。



第3分科会  
   相座豊 副会長
 第3分科会テーマ①は「特別な配慮を要する児童生徒の対応」である。
道教委の回答は、支援員については国が行っている地方財政措置を生かすよう市町村に道教委として働きかけていく、教員については配置加算を道独自で行っているとともに配置基準の見直しを国に働き掛けていくことが述べられた。

テーマ②は小規模複式等教育に関する内容で、道教委の回答は,研修については道研による「複式指導の手引き」活用や近隣校との地域連携研修の活用を願いたい。教員の配置基準の見直しはテーマ①と同様国に働き掛けていく。中学校の免許外指導については時間講師配置を進めている,スクールカウンセラーの国の補助活用により全道に配置されている。配置率は小学校で1.4%,中学校で54%になっているとのことである。
複式校教員の研修については,私の閉会挨拶の中で,学校統合進展の結果,近隣の複式校同士の距離が非常に離れてきていること、離島などは日程によっては札幌での1日の研修のために前後泊含め5日間学校不在にしなければならなくなることがあることを伝え,研修開催についての工夫について訴えた。

  
                                   
(4)第60回小学校長会教育研究宗谷・稚内大会について 全文表示
分科会の充実について   新井研修副部長 
 宗谷校長会の全面的なご協力の下,この後の分科会運営者研修会をもつところまできている。これまで理事の皆様には,研究の提言の趣旨説明者,提言責任者の立場から研究発表の内容や大会要項の原稿などについて多くのご指導をいただいている。また,分科会充実のため研究発表者や司会者と連絡を取りながら読み上げ原稿の作成等にもお力添えをいただいている。参会者に事前の道小HP閲覧のお願いもしていただいた。感謝申し上げる。
 いよいよ明日分科会が行われる。大会主題の究明に向けて,学校の在り方・校長の在り方についての議論が深まるよう,さらなるお力添えをお願いしたい

大会の運営に関わって   大島朗 研究指名理事 
 大会参加者数は561名となった。期待数が574名だったので,ほぼ達成することができた。
分科会会場の変更はない。各会場使用物品は宗谷地区司会者と連携を図り手配してきた。また,平日のため一般市民が出入りすることへのご配慮をいただきたい。会場には保安要員を配置する。ICT機器の動作確認は,この後行われる第3回分科会運営者研修会終了後,同じ会場で実施する。運営者研冒頭にエプソンより機器の説明がある。

 

(5)その他


 

  詳しくは、『道小 情報 第3号』をご覧ください

(1)各教育局・地教委への要望活動について 川島事務局次長 全文表示 

まず,今年度行われた「文教施策懇談会及び各課懇談会」の反省をまとめたので,それをもとに次年度の要望活動につなげていきたい。
次に,道教委が国へ提出する「平成30年度国の文教施策および予算に関する提案・要望」の6項目の重点要望事項,18項目の一般要望事項を見ると,道小・道中・道公教がこの春に道教委に要望したものが多く含まれている。複数の項目に渡っているものもあるが,61%の項目が何らかの形で反映されている。今年度は道教委独自の要望が多かったが,私たちが提出した要望の6割弱が国への要望に結びついていると考えられる。
道小・道中・道公教が道教委に提出した要望書についての回答は,前向きな回答と善処していく回答を合わせると89%となり,提出した要望書が道教委の施策・予算策定に確実に反映されていると考えられる。また,困難であるという回答が昨年に引き続き0%となり,私たちの要望を却下することなく,検討していく姿勢であることから,今後も引き続き要望していくことが重要であると考える。ご協力をお願いしたい。


(2)60周年記念事業について 大石会計理事 全文表示 




 今回は、式典及び祝賀会の内容について、記念誌の編集計画についてご提案する。
記念誌の編集計画については、この後、情報部浪岡幹事から説明がある。
また、記念事業の予算に関わっては、基金管理運営委員長の佐藤理事から提案がある。

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(3)60周年記念事業に係る経費について  佐藤寛之 基金管理委員会委員長 全文表示

本委員会では、60周年記念事業に係る経費を道小基金から拠出することについて、会長から諮問され、8月4日に基金管理運営委員会を開催した。
そこで、60周年記念事業の予算案を審議し、道小基金からの拠出について検討した。ここに提案する。

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(4)平成30年度全連小北海道大会の進捗について 松村 事務局次長 全文表示
第1回準備事務局研修会を8月8日,函館市の八幡小学校において,
函館市小学校長会の準備委員12名,道小事務局の準備委員7名,計19名が参加して行った。

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(5)企画研修委員会より    本間 事務局長

 昨年度まで組織の在り方検討委員会という名称で活動を行っていたが,今年度から名称を変えて企画研修委員会としたい。
 組織や活動の充実・改善を目的として委員会を設けている。
 来年度の全国大会・全道大会の取組の充実を目指し,できることを積み上げていきたい。
 そこで,今年度もメンバーを構成して3回ほど検討していきたい。
 ついては,お願いとして,メンバーは各ブロックより1名,札幌より1名,道小5役としたいので,各ブロックから1名選出してほしい。
 9月29日までに事務所の池田所長まで連絡してほしい。
 第1回の委員会は11月頃を予定している


渡辺一弘 副会長

 参会者の皆様に、ご協力に感謝する。

(1)第4回正副会長研修会・理事会について…………川島事務局次長
    平成29年12月18日(月)ホテルライフォート札幌
   第4回正副会長研修会      
   第4回理事研修会        
   第2回専門部研修会       
   道小60周年記念式典


(2)第3回分科会運営者研修会について…………川島事務局次長
 
  
(3)開閉会式リハーサルについて…………川島事務局次長
   


  

 相座 豊 副会長